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抗がん剤治療(TC療法)のお勉強
抗がん剤の点滴のために入院する前に薬剤師さんからのお話がありまして、
あらかじめお勉強をします。
こういうお薬で、こういう手順で、こんな副作用が起こる可能性があります。
ってお話ししてくれます。
ふんふん、なるほど・・・ってかあまり実感が伴わず・・・(・_・;
で一番印象に残ってるのが
パクリタキセルというお薬は、昔、毒屋に塗られていた毒の成分なんですよ。
いちい(一位)という植物からとれます。聖徳太子の持ってる笏(しゃく)もいちいの木から作られたものなんですよ。
ってお話しだった。
なるほど、毒を持って毒を制するってことなんですね。
カルボプラチン+パクリタキセル(TC療法)
治療スケジュール(点滴)
- アレルギー予防・吐き気どめ 30分
- パクリタキセル 3時間
- カルボプラチン 1時間
約5時間くらいのスケジュール
起こりやすい副作用
(血液検査でわかる副作用)
白血球減少
白血球は体内に侵入した細菌から体を守る重要な役割があり、治療開始後7~14日ごろに最も少なくなり、菌やウィルスに感染しやすくなります
血小板減少
血小板の数が少なることがあります。
血小板は出血した時に血を止める働きがあります。
血小板が少なくなると、歯肉からの出血や内出血、鼻血などが起こりやすくなります。
貧血
副作用による貧血の場合、めまい、ふらつきなどの症状として現れることがあります。
場合によっては、薬で治療したり、輸血をすることもあります。
腎機能障害
抗がん剤の影響で腎臓がうまく働かなくなることがあります。
腎臓の働きが悪くなると、お薬が体内から抜けにくくなり、副作用が強く出ることがあります
⇨500mlのペットボトル、2本ぐらいを目安に水分をとりましょう。
(自分でわかる副作用)
悪心・嘔吐・食欲不振
個人差が大きい
症状に合わせて吐き気どめを使う。
水分も取れない時は病院へ連絡
※食欲がなくても水分はしっかり摂る
過敏症
点滴中にアレルギー症状がおこることがある
「息苦しい」「胸苦しい」『気分が悪い」「発疹がでる」「顔がほてる」「突然体がしんどくなる」「顔や体がかゆい」などの症状がおこったときは、すぐに医療スタッフに知らせる(ナースコール)
※アレルギー症状は、多くの場合点滴を始めてから数分でいこる
脱毛
抗がん剤の種類や患者さん個人によって違いがあるが、治療開始後2〜3週間後から抜けじめる。
髪以外の部分(眉毛、髭、体毛など)も同様におこる
治療が終了すれば少しずつだが生えてくる。
※医療用かつらやウィッグ、帽子などをおすすめ
末梢神経障害
治療をした直後に、手足が痺れることもあれば、徐々に痺れが出てくることもある。
治療を終えても痺れが回復するまでに時間がかかる
筋肉痛・関節痛
一時的に肩や背中、腕や腰または関節などに筋肉痛のような症状が出ることがある。
場合によっては痛み止めを使用。
※ 痛いところを温めたりマッサージをしてみる
血管外漏出(壊死性)
点滴部周辺に不快感を感じる、赤くなる、痛みが出る、晴れるなどの症状が現れることがある。
すぐに適切な処置をしなければ、潰瘍ができたり、ひどい場合は皮膚が壊死してしまうこともある。
※ 痛みや異常を感じたら我慢せず、ただちに医師、看護師に知らせる。
※外用薬が処方された場合は継続して塗る
※自宅に帰ってからも点滴周辺に違和感を感じたり、症状が軽快しない場合は病院に連絡する
★「皮膚の痒み」、「じんましん」「声のかすれ」、「くしゃみ」、「のどの痒み」、「息苦しさ」、「心臓がどきどきする」、「意識がもうろうとする」、「熱っぽい」、「急に寒気がする」、「ふらつく」(過敏症)
★「階段を登ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる」、「空咳がでる」、「発熱する」このような症状が急に現れる、または以前から症状があった場合は、急に症状がわるくなる。(間質性肺炎)
★「ふるえ」、「悪寒」、「38°C以上の発熱」、「肌のほてり」、「紅潮」(感染症)
以上、いただいたリーフレットより
まとめ
抗がん剤といえば「脱毛」!
そんなぐらいしか思い浮かばなかったんだけど、ずいぶんたくさんある〜!
で、全部が全部ではなくて、個人個人でずいぶん差がおおきいみたい。
なんにしろここまで来たし、成り行き任せっぽいけど
がんばろーーーーぜ♪!!
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